| 審査 |
| 審査員「性別は?」 山田 「見ればわかるでしょ,男ですよ」 審査員「ミネルバ法律事務所」 山田 「そんなこと言ってない!そもそもあんた何を質問したんだ」 審査員「わたしは性別を聞いているんですよ!」 山田 「男です!」 審査員「サイパンの?」 山田 「お・と・こ!」 審査員「サイパン寄りの?」 山田 「寄ってねえよ!」 審査員「サイパンの主食の?」 山田 「サイパンの主食ってなんだよ!こっちが聞きたいよ!」 審査員「確認します」 審査員,電話をかける. 山田 「何を確認するんですか,ごめんなさい,サイパンの主食はいいです」 審査員,いらつく. 山田 「だから謝ってるでしょ」 審査員「わたしだ,この人は男か?」 山田 「わかるわけないでしょ!」 審査員「サイパンの主食は関係ないんだよ!」 山田 「向こうでもそんなこと言ってんの?」 審査員「だから今は言えないって」 審査員,山田をちらりと見る. 山田 「めんどくせえから言っちゃえよ!」 審査員「愛してるよ!」 山田 「仕事中に何してんだこの人!」 審査員「なに,感触が男?おまえ触ったことあるのか」 山田 「何の話?」 審査員「おまえ,こいつとできてたのか!」 山田 「誰なんだよ!」 審査員「あとで話し合おう,弁護士でも呼んでおくんだな」 山田 「ミネルバ法律事務所?」 審査員「ただいま,あなたが間男であることが判明いたしました」 山田 「間はいらない!男!そもそも誰なんですかその電話の相手」 審査員「お歳は?」 山田 「30歳です」 審査員「ポリネシア年齢で?」 山田 「どんな計算すんだよ!」 審査員「ポリネシア年齢で?」 山田 「それもう答えたでしょ」 審査員「ポリネシア年齢で?」 山田 「あんた壊れてんのか!」 審査員「確認します」 審査員,電話をかける. 山田 「さっき喧嘩したばかりで気まずくないですか」 審査員,悲しげ. 山田 「やっぱり気まずいんだ」 審査員「わたしだ,さっきはごめんね」 山田 「簡単に謝っちゃったよ」 審査員「サイパンの主食は関係ないんだよ!」 山田 「まだそんな話してんの?」 審査員「何でもするから許して!」 山田 「必死だな」 審査員「何,え?今そんなこと言えないよ」 審査員,山田をちらりと見る. 山田 「めんどくせえから言っちゃえよ!」 審査員「(山田に向かって)愛してるよ!」 山田 「おれかよ!」 審査員「え?」 審査員,山田をちらりと見る. 審査員「うん,なんか照れてるみたい」 山田 「戸惑ってんだよ!」 審査員「うん,うん,今日は早く帰るね」 山田 「仲直りできたの?」 審査員「ええ!今夜はすき焼きなのぉ!」 山田 「あとにしてくれよ!」 審査員「うん,うん,じゃあね.ああ,確認はもういいの」 山田 「何のために電話かけたんだよ」 審査員「ただいま,夕飯がすき焼きであることが判明いたしました」 山田 「心底どうでもいいよ!」 審査員「これで滞りなく審査は終了しました」 山田 「ずいぶん滞ってましたけどね」 審査員「わたし早いとこ葱買って帰らなきゃいけないんで」 山田 「プライベート持ち込みすぎでしょ」 審査員「結果は合格です」 山田 「あ,そうですか.ところでこれは何の審査なんですか?」 審査員「おめでとう,これであなたもフィリピン人です」 山田 「お断りします!」 |
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