利根川散歩邸アーカイブス 05.04.01-05.04.15
05.04.01 エイプリルフール
エイプリルフールに現をぬかして、
つじあやののライブに行き忘れる。
今年はフライングしてまでフール(だますこと)を楽しんでいたのだが、
ここにきて、すっかりフール(愚か者)になってしまった。
来年からは、というか今日からはしっかり生きていこうと思う。
05.04.02 翌日、
訳もなく、発声の練習をしてみる。
05.04.03 真夜中の弥次さん喜多さん
「真夜中の弥次さん喜多さん」を観る。
ところどころツボにはまる台詞や場面はあったものの、
原作のテーマというか設定のせいもあるのかもしれないが、
総合的にはちょっとまとまりがなさすぎるというか無駄が多すぎる。

隣のカップルがこれまたよく笑う客で、
始終大声あげてゲラゲラ笑っていたのだが、
わたしがツボにはまった(つうか絶対笑わなきゃなんないだろう)部分では
まったく笑い声がしなかったというか理解していなかったことに
少々腹がたったし、監督がかわいそうな気がした。

途中から尿意をもおし、息が詰まる思いだった。
映画の前に飲んだウーロン茶がSサイズでなかったら、
おそらくわたしの膀胱は破裂していたに違いない。
危なかった。。。
05.04.04 仕事
楽譜作製と睡眠。
これが今日のわたしのすべて。
05.04.05 昨日に同じ
楽譜作製と睡眠。
これが今日もわたしのすべて。

明日からは少し楽になるだろう。
05.04.06 前兆
体力も回復し、楽譜作製の仕事も一区切りついたので、
また水泳を再開しようと思ったのだが、
どうも昨日から左太もも(裏)に違和感を感じる。

肉離れの予感。。。

9年前に肉離れを起こしたときと似たような違和感だ。
下手にショックを加えると歩けなくなるほどの激痛が走り、
それからしばらくは治療とリハビリの日々が続くことになる。
以前の肉離れのときは
とても悲しい思いをしたし、失うものも多かったので、
今度ばかりは気をつけなければならない。
05.04.07 その名にちなんで
その名にちなんで

ジュンパ・ラヒリの「その名にちなんで」を読了する。
緻密で優しく、かつ大胆で残酷。
登場人物それぞれの歴史や心情がもらすことなく描かれていて、
本を開く度にその世界に惹きこまれる。
これといって劇的な展開があるわけでもなく、
淡々と物語は進んでいくのだが、
それだけにゆっくりとじわりと効いてくる切なさに胸が締め付けられる。
決して明るい作品というわけではなく、
苦悩や切なさが作品の大半を占めているはずなのに、
それでいて読むたびに安堵感を覚えるのはどうしてだろう。

あ、かなりよく描けた「北の国から」ってな感じもある。
まあ、倉本聰なんか足元にもおよばないほど
ジュンパ・ラヒリのほうが断然達者であるとは思うが。
最近はあまり小説を読む機会もなく、
ましてや特定の作家に期待するなんてこともなかったのだが、
わたしはこのジュンパ・ラヒリという作家、大いに期待する。
早く次の作品が読みたくて仕方ない。
05.04.08 夜桜見物
夜桜

桜は死の匂いがする。
ことに夜桜はそれとなく死に誘われそうな気がして背筋が寒くなる。
05.04.09 反日
志は高いのかもしれないが、
やってることのレベルの低さはまったくもって嘆かわしいものがある。
日本の帝国主義を批判してみたって
現在の彼らがやってることの野蛮さを見ればなんの説得力もない。
05.04.10 ドラえもん実写化!!!!!!!!!
ドラえもん、なんと北野武監督作品として
2007年秋についに待望の実写化!!!!!

『ドラえもん』

原作:藤子・F・不二雄
脚本・監督:北野武
音楽:つじあやの
衣装:山本耀司
スチール:荒木経惟

出演:ビートたけし(ドラえもん)
   八嶋智人(のび太)
   仲間由紀恵(しずか)
   柳沢慎吾(スネオ)
   アニマル浜口(ジャイアン)
   
   はしのえみ(ドラミ)
   石田ゆり子(のび太のママ)
   渡部徹(のび太のパパ)
   久本雅美(スネオのママ)
   柴田理恵(ジャイアンのかあちゃん)
   堺雅人(出来杉)
   平泉成(先生)
   渡辺哲(神成)
   ビートキヨシ(農民)

国民的人気漫画「ドラえもん」がビートたけし(58)主演で実写化されることが
10日、分かった。ドラえもんをビートたけしが演じ、北野武監督自らがメガホンをとる。
2007年秋公開予定。

「こないだ座頭市やったでしょ?
 吹っ切れたっていうかね、なんでもやれんじゃないかって。
 芸大教授がドラえもんだよ。笑っちゃうよな。
 孫も生まれたことだし、これが遺作んなったら万々歳(笑)」
 
と本人は照れているようだったが、かなり自信がある様子だった。
声優陣交代に続き、北野監督による実写化で次は映画界の話題をさらいそうだ。
05.04.11 日々
現在のわたしは今流行のニートを体験中。
思ってたより一日って長い。
今までの電車通学の時間がなくなった分余計一日が長く感じられる。
blogやhpを更新したり、散歩したり、読書したり、映画を観たり、
色々やってはみるのだが、夕方にはすっかりやることがなくなってしまい、
時間を持て余してしまう。
そろそろ飽きてきたんで来週からバイトを始めようかと思う。
ちなみに現在、朝三時起床、昼にお散歩、夕方にはおねむという、
早くも引退したお爺ちゃんみたいな生活サイクルで日々を過ごしている。
05.04.12 わたしを水族館に連れてって(by 原田知世)
今更ながら、かどうかはわからないが水族館に興味を持つ。
考えてみればかれこれ15年ほどは行っていないと思う。
ここんところの15年という歳月はバカにはできないもので、
テレビで見る水族館はそれはもうわたしには想像もつかないところらしく、
頭の上を平気で魚が泳いでいたり、
イルカやアシカが意思の疎通ができるがごとく、
人間と共に華麗なショーを繰り広げているらしい。
どんなところなんだ、水族館って!!!
勝手にイメージすればするほど気になって仕方ない。

ちなみにわたしは中学のころ友達と行って以来
動物園が好きではない。
というかなんだか悲しくってやりきれなくなってしまうので
動物園には足を運ばないようにしている。
05.04.13 市役所の売店はまるで避難所のようだった。
4年ぶりに市役所に赴く。
年金免除だかなんだかの申請のために行ったのだが、
市役所というところは行く度に帰るころには
すっかり憂鬱な気分になってしまうから少し覚悟が必要だ。
わたしの地元の市は最近流行の「平成の大合併」とやらで貧乏極まりない隣町と、
何の利益があるんだかわからない合併を果たしたばかりなのだが、
働いている職員の数は無駄に増えるばかり、それも有能な人材かといえば、
どうにも疑問符が浮かぶような連中ばかりでなんとも頼りない。
財政が厳しいと言ってる割には用意されているパソコンなどは
ずいぶんと新しく性能のよさげな物ばかり、
だが、いくらパソコンの性能がよくても使う人間が追いついていけないので
宝の持ち腐れ極まりない状態になっている。
半ば放置状態だ。
ああ、これを書いていたらまた憂鬱になってきた。
というか市民はもっと怒るべきではないのか?
立ち上がるべきではないのか?
でも、市役所ごときのためにこれ以上無駄な体力を使うのはどうも。。。
05.04.14 ケント・ナガノよ、そこんとこどうなんだ?
武満徹の楽曲を寄せ集めて、それに演劇要素を加えて
擬似オペラに仕立て上げた「マイ・ウェイ・オブ・ライフ」という公演を観る。
武満は割りと好きな作曲家だし、
なんだか前評判というか宣伝もずいぶんとたいそうなプロジェクトを謳っていたし、
なにしろチケットが尋常でなく
高額(わたしの買った一番安いものでも1万5千円!)だったので
かなり期待は大きかったのだが、幕が上がってみると。。。

なんだかなあ。。。

といった感じのものだった。
これなら武満のCDを何枚か買い漁って聴いていたほうがよかったかな。
なんだか演出も演奏も全体的にずいぶん陳腐な印象を受けた。
もともとあまりわたしにはクラシック的素養や教養がないので
余計に受け入れにくかったのかもしれないが、
そんなものは無視してセンスや価値観で勝負してみても
どうも納得のいかない部分が多かったような気がする。
6年前に観た坂本龍一の「opera」と時々比べてしまったのだが、
あっちのほうが音楽も演奏も映像もパフォーマンスもよかった気がしてならなかった。
それで、あっちのほうがチケットも安かったし。
もし武満が生きていて本気で作ったオペラだったら、
いったいどんなものが観られたのだろうか。
それを思うと武満の死と、今回払った1万5千円が残念でならない。
05.04.15 タッチ!
タッチの差でバイトのクチを逃す。
ああ、また来週もニートのままか。
くそっ。
どうなる、わたしのゴールデンウィィィィーク!
そしてどうなる、10月からの借金生活!!!!

追伸:わたしが今日見た夢。
   へそくりがすべて偽札だった。
   オーマイ親鸞!
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