利根川散歩邸アーカイブス 04.10.16-04.10.30
2004.10.16 マジックブーム
二言目にはマジック。
でも、なんだかんだ言って、やっぱりナポレオンズでしょう。
2004.10.17 韓国ブーム
二言目には韓国。
おばさんたちやマスコミは、
やれ四天王だのやれ純愛ドラマだのと大騒ぎしているが、
たいてい大騒ぎしているうちは、
いくら好きとは言っても、実際にその本質を分かってはいないし、
結局騒げる対象があればなんでもいいという
それはもう本人たちは気づいていない不純に満ちた熱狂であることが多い。

だいたいこういう時に大騒ぎする人たちというのは
たいてい普段これといって趣味もなくやることもない
暇をもてあましている女性が多いもので、
仕事に明け暮れているサラリーマンや
確固とした趣味や楽しみを持ってる人たちというのは
あまり流されることがない。

わたしはペ・ヨンジュンの胡散臭い笑顔よりも
市川雷蔵の影があり、意識の強い横顔のほうが
よっぽど魅力的で好きだ。
2004.10.18 メイコウ法師が語る
豊かな食事を楽しめる人は、
豊かな人生を制することでしょう。

訳:利根川散歩
2004.10.20 捨てられないもの。
なかなか捨てられないものというものが
人には何かしらあると思うのだが、
わたしにとってはレシートがそれである。
もしもの時のためにとしばらく残しておくつもりが
気が付けば、一番古いもので12年くらい未だに捨てずに残している。
12年前といえば、わたしはまだ小学生だった。
なんだか途方もない時間をかけて実に無駄なものを残し続けてきたような気がする。
たまったものから捨ててけばいいのだが、
ちょっと長いこと残そうものなら、「せっかくだから」と言って
結局延々捨てられずに残っていってしまう。
せっかく残っているのだから、
12年前にどんな買い物をしていたのか
調べてみるのも面白いかもしれない。
ちょっとしたわたしのもうひとつのアルバムとして
重宝される日がやってくるかもしれない。
2004.10.21 憂鬱な未来
オール電化生活。
家中にあるものが電化して
すべてがコンピューターで制御されて生活が便利になる。
おぉ、まさに夢の未来生活!!!

なんて考えてるひとはいったいどれくらいいるのだろう。
確かにわたしたちの身の回りのものは次々と電化し、
一度その便利さを味わえばもう後戻りできないことを
この3〜40年の経験上、身をもって知っている。
だからこそ、このオール電化というものが
いかに恐ろしいものかということもわかろうかと思うのだが、
どうやら今のところあまりに幻想のほうが強いらしく
あまり否定的な意見を聞くことがない。

生活が便利になればなるほど
人々の生活力、生き抜いていく力はみるみる衰えていく。
そんなとき、もし電気が使えなくなるような時がきたら?
もはや自分の力ではどうにもできなくなってしまったわたしたちは、
何もできずにうろたえながら、
ただただ息絶えていくしか道はないだろう。

憂鬱な空
2004.10.23 そして大地震。
日本はもう、
だめかもしれない。
2004.10.24 電気、止まる。
オール電化生活を憂えた矢先の大地震。
電気が通らない故の不便さはそれはひどいものらしい。
それにもかかわらず、テレビでは未だにオール電化を推し進めるCMが流れている。
こういう災害が起きても止まらないような仕組みが構築されいているならいざ知らず、
そうでもないのにとにかく電気に頼る生活を
やみくもに推奨しているのはどうかと思う。
やはりまだオール電化は夢なのであって、
生活に取り込めるほど現実的なものではないとわたしは思う。
2004.10.25 三途の川
川の向こうでおばあちゃんが
手を振りながら呼んでいるのは、
実はあっちの世界のほうが楽しいからなのかもしれない。
楽しみではあるが、
かといってまだ死にたいとは思わない。
もう少しこっちで楽しみにしながら苦しんでいようと思う。
2004.10.26 それから。
わたしはこないだの地震があった時間、
スクーターをすっとばしていたので
実際に大きな揺れというものを感じていないのだが、
どうもあれからというもの、
常に部屋が揺れているように感じられて困っている。
実際に被害にあっていないわたしでさえこんな風に思うのだから、
さらに大きな地震を何度も、そして今でも被っている
新潟の人々はさぞや苦しまれていることだろう。
これからどうなっていくのだろうか。
被害にあってないからといって人事ではいられない。
いつ自分にもその時が来るかわからないからだ。
わたしはそのとき、生き延びるための術を持ち合わせているだろうか?
2004.10.28 覚書
エス‐オー‐エス【SOS】

1)無線電信で、遭難を伝えるモールス電信符号。
  船舶・航空機が救助を求める際に発する。

2)緊急の救助を求める状態にあること。

補足覚書)俗にsave our souls(ship)または
     suspend other serviceの略といわれるが、
     それらとは関係なく、
     モールス符号の
     「 ・・・ (S)‐ ‐ ‐ (O) ・・・(S)」
     という注意を引きやすい組み合わせとしたもの。
2004.10.29 まんが日本昔ばなし
こどもの頃から見ていたのに、
ふと気が付くとなくなっているものがある。
例えばTBS系列で放送されていた「まんが日本昔ばなし」
わたしが小学生のころは
土曜の夜7時くらいに放送されていたと思う。
その後、高校生になった頃は
いつの間にか朝の7時あたりの時間に移動していて、
学校に行く前のちょっとした時間に見ていたりしたのだが、
ふと気が付くと、
どの時間の枠にもその名前を見なくなってしまった。
♪ぼおや〜よいこだねんねしな〜…の歌に始まって
♪に〜んげんっていいなあ…という
番組にはおよそ似つかわしくない陽気な歌で終わるあの番組。
当たり前のようにあったはずの
番組がふとなくなっていしまっていて
今ではビデオでも買わない限りみることができない。
ビデオで見られるのだからそれでいいじゃないかと言われそうだが、
やっぱりテレビで、ふと付けると当たり前のようにやっている
あの安心感には到底勝てるものではない。
また気が付いた時に
ふとテレビで見かけることはできないものだろうか?
2004.10.30 わたしはむしろ逆で、必要なのは平和じゃなくて食糧。
誰がなんと言おうと、
本人や家族がなんと言おうと、
どんなに崇高な目的があろうと、
外国人が今のイラクに入るのはただただ無謀でしかないと思う。
イラクに入って状況をこの目で見て、
そして平和を訴えるんだといったところで、
そんなものは今のイラク人にとっては現実的に
なんの足しにもならないし、
余計なお世話でしかない。
その後人質となった日本人が訪ねたホテルが
軒並み彼を拒否(拒絶)したことからも伺える。
イラク人にとっては平和よりもなによりも、
もっと具体的な食糧や、仕事、
とにかくこの先生きていけるかどうかの保障のほうが優先なはずだ。
それに対して米国や日本が応えられているかといえば、
米国は相変わらず掃討作戦と称しては
民間人を巻き込みながらあちこちで爆撃を続けているし、
日本は特別機能することのない自衛隊を送り込み、
それを理由とする無駄なテロや誘拐事件を誘発しているにすぎない。
結局のところ「平和」というのは、
余裕のある先進国と呼ばれている国の幻想であり、理論であって、
その余裕のないイラクでは、
たとえフセインがいなくなったところで、
すぐには機能するはずもなく、
それを理解しない国々によってただ闇雲に、しっちゃかめっちゃかに
振り回されているだけというのが現状なんだと思う。
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