利根川散歩邸アーカイブス 04.09.02-04.09.15 |
2004.09.02 お茶の味 |
今年の夏は例によって まったくと言っていいほど肌を露出しなかったため、 わたしの身体は病的なまでの白さを保持することができた。 と思っていたのだが、 夏休み中ずっとお茶を飲み続けていたせいか、 どうも肌の色が少しずつ緑化しているような気がする。 病気だろうか? |
2004.09.03 あっまた飛んでる。。。 |
以前から気になっていることがある。 「ドラえもんたちは平気な顔をして タケコプターでしょっちゅう空を飛んでいるけど、 漫画の中では描かれない、 ドラえもんたちとは関わりのない一般市民は 一体何を思いながらその姿を見ているのだろうか?」 一般市民が異物(空飛ぶドラえもんたち)を 許容し、寛容にその姿を受け入れているのであれば、 そんな余裕のある世界が実にうらやましいと思う今日この頃なのであった。 |
2004.09.04 寒い夏。 |
いつからだろうか、 こんなにも電車の中が寒く感じられるようになったのは? 電車だけではない。 最近の夏はどこに入っても肌をさすような寒さに突如襲われる。 それはまるで毎回後頭部を鈍器で殴られているようなものだ。 外の気温とのあまりの落差に、 どこか屋内に入るたびに少しずつ体調を崩しかけている。 こんな環境や状態にいつか慣れていくしかないのだろうか? 温暖化が進めば進むほど、人間の身体は鈍く退化していくような気がする。 |
2004.09.05 寂しさの果て |
人はあまりに寂しくなると、 想像妊娠に明け暮れる。 |
2004.09.06 覚書 |
il offre sa confiance et son amour 「愛と信頼をお届けする」という意味のフランス語。 「イロッフル・サ・コンフィアンス・エ・ソナムール」 |
2004.09.07 ネイティブ・アメリカンがくれたもの |
「ドラッグストア・ガール」を劇場で観て以来、DVD購入を機に久しぶりに観た。 最近では珍しく、観たあとに気持ちが晴れやかになって 幸福な気分になる映画だ。 と、私が今言いたいのはこの映画の感想ではなくて 劇中に出てくるラクロスのことだ。 ラクロスはまだ日本ではなじみが薄いみたいだし、 世界的にもどうなのかよく分からないくらい微妙な知名度のスポーツだと思うのだが、 あの映画を見た限り、 観戦するには野球やサッカーに劣らないくらい 面白い競技なんじゃないかと、そればっかり考えてしまった。 さらにはオリンピックをTVで観戦中も、 ラクロスがあったら面白いだろうなあ、なんて気になってしまった。 実際ラクロスのルールなんて知らないし どんな競技なのかあんまりよく分かってないんだけど。 だが、それだけに今とても魅力のある競技のひとつだと思う。 |
2004.09.08 覚書 |
桂文麿の最後の言葉 「そうさなぁ、花でも生けてみるかな」 |
2004.09.09 スポーツの秋 |
楽しいスポーツが実はたくさんあるんだってことが すっかりばれちゃっている時代に、 今さら視聴率が取れないだの 客が入らなくて儲からないから合併だ、 やれストだって大騒ぎしている日本のプロ野球会は 誠に滑稽である。 |
2004.09.10 メイコウ法師が語る |
大事なことは上手に力を抜くということですね。 コツとしては 「ふっ」 という力の抜き方と言いますか、 力を抜きっぱなしというのではなく、 ある瞬間まるで世界が変わったという感じに 力を抜くというのが効果的ですね。 その力の抜き方がうまく体得できたとき、 今目に見えてるものが 新しく、というよりはむしろ正しく見えてくることでしょうね。 訳:利根川散歩 |
2004.09.11 悪の帝国 |
悪の帝国を率いる一人の男が意のままに世界を滅ぼす。 まるで少年漫画や一昔まえのヒーローものの子供番組のようだが、 あながち空想の世界でも非現実的な話でもない。 これ以上あと何人、何万人の人たちが殺されなければならないのだろう? 最近DVDで仮面ライダーを観ているのだが そこに悪の秘密組織「ショッカー」というものが出てくる。 彼らも相当にひどい連中だが、 その被害者の数たるや、 某国の戦争の被害者の方が実は相当に上回っているのではないだろうか? わたしたちが生きている世界は 空想や架空の物語が到底たちうちできないくらいに崩壊している。 はたしてわたしたちの想像力はこの現実を打ち砕くことができるのだろうか? 仮面ライダーを凌ぐヒーローは現れるのか? |
2004.09.13 メイコウ法師が語る |
わたしは「殺人」より楽しいことがたくさんあることを知っています。 日本の17歳の少年たちは可哀想なことに、 その数ある楽しいことをひとつも知らなかったのでしょうか? 訳:利根川散歩 |
2004.09.14 覚書 |
明日という字は。。。明るい日と書く。 。。。そうかあ?そんなに、明るいかあ? 人という字は人同士が支えあっているように見える。 しかし、誰かが誰かの足を引っ張ると、 「人」はただの。。。「ノ」 わかるかなあ?わっかんねえだろうなあ。。。 |
2004.09.15 腰痛 |
意味もなく、 ただひたすらに腰を振る。 そんな一日を送ってみる。 見えないものが見えるような気がした。 日常とはそんなものではないだろうか? |
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