毛呂休庵アーカイブス 05.11.01-05.11.15
05.11.01 寝袋戦隊 シングマン
寝袋戦隊 シングマン

究極の癒し系ヒーロー,ここに誕生!!!!

寝袋戦隊
シングマン!!!!

眠らせたら最後,
奴らのハートは目覚めない!!!!
05.11.02 裸族とモーターショー
トヨペットクラウンRSD型 YA-1

視察のため東京モーターショーへ.

道中,県道8号線(船取線)を走行中,
奇妙な一群を目にする.

上半身裸の園児(男女合わせて7,8人)が保母さんに連れられて散歩していたのだ.

どういう教育方針なのかは分からないが,
常軌を逸したその光景に危うく突っ込みそうになる.
あの排気ガスムンムンの道路を,
児童ポルノ法の厳しい時代に,
公然ワイセツもはなはだしいその行為に
ブラックブラックよりも強烈に眠気を吹き飛ばされる.

で,東京モーターショー.
平日の昼間だというのに,
闇市かというほどの人の多さにまず圧倒される.
純粋に車を見たくて来たはずが,
なにやら趣旨の分からないダンスショーが始まったり,
車そっちのけでコンパニオンのお姉ちゃんたちの撮影会が始まったりと,
無駄に体力を消耗させられる.

モーターショーといえば,
新しい技術を駆使した次世代の車を見るのが
醍醐味のはずなのだが,
特にひかれる車はなかったように思う.
デザインや機能もどこも似たり寄ったりで,
個性に欠け,なんだか無難な車ばかりな気がした.
むしろ,特別展示されていた
50年代や60年代の車のほうがデザイン的に抜きん出ていて,
さらには車らしい品があってわたしは好きだった.

帰り道,同じく船取線を走行中,

一糸まとわぬ素っ裸の少年が民家から飛び出してくるのを見た.

千葉では裸族が流行なのだろうか
05.11.03 マイブーム
おちゃ
05.11.04 女子高生のブログ
母親に毒を盛った女子高生のブログが今話題になっている.
そこに書かれた記事を読んだだけで,
やれ感情がないの,多重人格の気があるのと
みんな好き勝手なことを言っているけど,
ブログに書かれていることからだけで
そこまで勝手に判断するというのは実に安易なことだと思う.
感情の見えない観察日記というのも,
わたしは読んだことがないので断定はできないが,
グレアム・ヤングという人の日記をただ模しているだけかもしれないし,
彼女が一体何者なのかを知るにはあまりにも資料として乏しい.
以前の酒鬼薔薇事件のときも,彼が現場に残した犯行声明を分析して
「このような文章が書けるのは大学生,
 もしくはそれ以上の成人」
としていた学者や評論家がいたが,実際はただの中学生で,
しかもその文章は漫画などからの寄せ集めにすぎなかった.
確かに不可解な事件であることは間違いないのだが,
それだけに悪趣味で安易なやりかたでお茶を濁すようなことなく,
もっときちんと分析してほしいものだ.
05.11.05 切なる想い
たりらりら〜んの
びーよよーよよ〜ん.
05.11.06 おちゃを一杯
視察のため,母校の学園祭に赴く.
卒業式以来約8ヶ月ぶりくらいに訪れたその校舎は,
まだ懐かしいという気分に浸れるほどではなかったものの,
明確な拒否感というか,
もはやそこに自分の居場所はないのだということを実感する.
今まで特に愛着があったわけでもなかったのに,
そのことに気付いたとき,なんとなく寂しかった.
05.11.07 一回休み
久しぶりの東京遠征の疲れを癒すため,
睡眠に時間を費やす.
明日はお楽しみの映画にダンス.
盛りだくさんな明日のためにもう一休み.
05.11.08 待ってました
「TAKESHIS'」を観る.
やや期待はずれ.
やれ訳がわからないだの,やれ140bpmで統一しているだの,
やれ体感する映画だのという事前情報に胸躍らされていたのだが,
そのいずれも思っていたほどのものではなかった.
訳が分からないという点では,
ところどころで夢オチにされてしまっていたり,
わりと話が順番どおりに進んでいるせいもあって
思っていたほどの支離滅裂感がなくて拍子抜けしてしまった.
また,140bpmでテンポを統一しているという点では
音楽だけがそれで統一されていたようで,
もっと座頭市での立ち回りのシーンのように
映画全体のテンションがスピーディーに
無駄なく展開していくのかと思っていたのだが,
実際は緩慢な気持ちの悪い時間に支配されていて,
素直に体感したら乗物酔いでもしそうなくらいのだるさだった.
これならば「みんな〜やってるか!」のほうが
よっぽど無茶苦茶だし,それぞれのエピソードにも展開にもキレがあるし,
体感できる映画と言えるんじゃないだろうか?

「珍しいキノコ舞踏会〜シャルウィダンス?」を観る.
夕方,東京都写真美術館における
「恋よりどきどき コンテンポラリーダンスの感覚(アイステーシス)」で
キノコのインスタレーションに触れる.
キノコの架空のダンススタジオが展示されていたのだが,
そこで上映されていたキノコ流エクササイズやヨガのビデオが秀逸で,
改めてキノコの笑いのセンスに敬服する次第であった.
夜からのパフォーマンスでは,
タイトルにふさわしく,今まで以上にエレガントで大人なキノコを堪能する.
バレエの基礎に裏打ちされたその優雅な動きと,
女性らしいある種の脱力感とかわいらしさ,
そしてなにより愛すべき間抜けさが混在したキノコの舞台は
いつ観ても幸福感に満ち溢れている.
そんなキノコの舞台を同時代に楽しめるわたしは本当に幸せだと思う.
05.11.09 坊や
昼,公民館で健康診断を受ける.

夜,まんが日本昔ばなしを観る.
去年ブログでまんが日本昔ばなしの復活を願う記事を書いたのだが,
まさかこんなに早くそれが実現するとは思ってもみなかった.
今改めて観てみると,
最近の新しいアニメを観るのが恥ずかしくなるくらい,
映像は美しいし,話は面白いし,演者は上手いし,
なにもかもが良く出来ていて,
これほど安心して楽しめるアニメもないだろう.
これからはたしていつまで,
でんぐりかえってバイバイバイができるだろうか.
05.11.10 本がない
田舎の本屋は無力だ.
05.11.11 金曜深夜のお楽しみ
最近CBSドキュメントが面白い.
以前は,なんだか内容が小難しそうで,
わたしが見たところで理解はできないだろうし,
どうせ見るなら虎の門のほうがわたしにはお似合いだと思っていたのだが,
実際見てみると,なかなか興味深い内容が多く,
また,小気味良いユーモアもあったりして,
時間を忘れて見入ってしまう.

そして,敬愛するピーター・バラカンの,
CM直前にピシッとカメラ目線になる姿がなんとも素敵だ.
05.11.12 子連れ
最近,地元のジャスコで中学時代の同級生が
子供連れで買い物に来ているのをよく見かける.
卒業から早くも9年.
もうそんな歳なのかとしみじみ思う.
そういえばわたしの歳のころには
両親はもうすでに結婚していて,
第一子であるわたしが生まれていたのだ.

焦りと諦めと切なさとが入り混じった
わたしの不細工な表情のせいか,
子連れの同級生はこちらを見ても,
声をかけてくれないどころか,気付いた素振りも見せない.
05.11.13 日曜日の切なさ
月曜になっても学校に行く必要がない今のわたしは,
ちびまるこちゃんやサザエさんを見終わっても,
もはや切なさに苛まれることがない.
それはそれでなんだか寂しい気がする.
05.11.14 返信
昼間や夕方にメールを送っても,
ほとんどの友人が深夜近くになって返信してくるのに困っている.
最近のわたしは朝4時には起きて朝いち430を見たいので,
なるべく報道ステーションを見て,
NEWS23が始まる前には眠りにつきたいと思っているのだが,
ほとんどの友人は筑紫哲也の多事争論を
ちょうど見終えたくらいのころに返信をしてくるので,
それで起こされたわたしは結局朝いち430まで
眠れないまま朝を迎える羽目になるのだ.
友人からの返信は嬉しいし,もちろん歓迎したいのだが,
年寄りの生活に近くなっているわたしには
もうちょっと早く返信してもらいたい,
今日この頃である.
05.11.15 VS 女子高生
帰りの電車で,
乗車してからすぐ本を読み始め,
30分ほどして目的地手前でふと顔を上げたら,
女子高生に睨みつけられていた.
泣きそうになった.
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