毛呂休庵アーカイブス 05.09.01-05.09.15
2005.09.01 検索
わたしのブログに辿り着いた人が
何を頼りにここまでやってきたのか興味があり,
たまにアクセスログなんかをチェックするのだが,
その多くが,

「流血」

「寝たきり」

の検索結果を辿ってきているようだ.

それだけを見ると実に血なまぐさくて
犯罪臭の漂う内容のブログのように思われるかもしれない.

主婦(45歳)の談話
「ええ,寝たきりのおじいちゃんの介護に疲れてしまって...
 もう限界だったんです.
 お金も,体力も,気力も...
 どうせそのうち死んでしまうんだし,
 もういいや,と思ったら,なんか歯止めが利かなくなっちゃって,
 なんか今までたまってたいろんなことへの鬱憤が
 おじいちゃんに重なって見えちゃったんですよね.
 そしたら自分でも思ってみないくらい残酷になっちゃって,
 もう傍にあったバットで思いっきり殴っちゃったんです.
 一発目でおじいちゃんが死んじゃったのはわかってました.
 でも,止まらなかったんです.
 ...ええ,手ごたえはありませんでした.
 でもなんかバットを振り下ろすのが気持ちよかったんです.
 それでしばらくしたらふと我に返って...
 そしたら目の前には血まみれのおじいちゃんが...
 流血どころの話ではなく...
 もうおじいちゃんの姿もなく,ただ血の海が...」

常日頃そのような記事を書いている自覚はないのだが,
はたしてどうなのだろうか.
今までの記事を読み返すのが怖い.
2005.09.02 結婚式
友達の婚期が遅いのか,
そもそも友達がいないのか,
いたとしても避けられてるのか分からないが,
まったく結婚式に出席する機会がない.

記憶に一番新しい結婚式といえば,
20年ほど前に出席した祖母の結婚式になる.

ああ,てんとう虫のサンバが唄いたい.
2005.09.03 減量
学生時代山手線のドア上にあるモニターで
毎日繰り返し見せられたCMがある.

某メーカーのマイク○ダイエット.

山手線生活を終えた今も,何の因果か
毎朝「朝いち430」でそのCMを見せられている.

 飲むだけで無理なく痩せられる!
 こんなに簡単に,ほら,こんなにすっきり!

と手軽さを繰り返しアピールしているのだが,
わたしはそういった簡単なダイエットに対しては
かなり否定的な立場をとっている.
やはりダイエットというのはある意味で
太った自分への罰として,そしてこれからの未来のためにも
ちょっと一線越えるくらいの苦しみを味あわなければならないと思うのだ.
やっぱりそれくらいしなければ何も変らないし,
肉体だけ美しくなったところで何の意味もないとさえ思う.

だいたい,
「痩せてきれいになった!」
という成功者のほとんどが首をかしげてはずれてしまうくらい
どこか顔に不自由な女性が多く,とても美しいとは言いがたい.
「人間顔じゃない」
とよく言われるが,わたしはやっぱり
「人間顔である」
と思う.
ずばり断言できる.
その人の性格や育ちの良し悪しというのは容赦なく
その顔に刻まれているものだとわたしは思う.
わたしが自分の顔で気になるのは,
刻まれている自分の内容そのものである.
2005.09.04 さらばジョンコ
群馬からファイト

昨日の「ファイト」の予告で
サイゴウジョンコがいなくなるらしいということを知った.
もう収録のほうも終わったらしいし,
いよいよドラマ自体の終わりも近づいているということを痛感する.

この半年,「朝いち430」と「ファイト」が
わたしにとって日々の楽しみであり,支えであった.
430のほうはまだ当分終わる気配がないが,
それでもひとつでも欠けてしまうというのはやはり寂しいし,
生きる張り合いがなくなるといっては言い過ぎかもしれないが,
それくらいわたしは
このドラマが好きだった.

主演の本仮屋ユイカはこのドラマの後はしばらく
大学受験のために女優業は休業するらしい.
わたしが彼女を初めて見たのは「スウィング・ガールズ」で,
地味ながらも要所要所で決してはずさない
笑いのセンスと演技力にいたく感心し,
今回の朝ドラを期待し,初回から見続けていた.
やっぱりその笑いのセンスも,そしてシリアスな演技も,
細かな感情の揺れも丁寧に演じられるその姿は素晴らしく,
わたしはすっかり釘付けになり,
結局一話も逃さずにここまで来てしまった.
無事大学に入学できた暁には,また彼女は帰ってくるだろう.
そのときどのような姿を見せてくれるのか,
今から楽しみだ.

追伸:このドラマが終わるまでに一度は四万温泉に行きたかったのだが,
   思っていた以上にわたしをめぐる経済状況が悪化し,
   結局行けず終いだった.
2005.09.05 夏の終わりの独唱
卒業してからというもの,
毎日が夏休み状態だったわたしは,
世間でいう「夏休み期間」が
もうとっくに終わっていたということに
今日になってやっと気付いた.

どうりで近所のスーパーの閉店時間が早くなったわけだ.

毎日が夏休み状態のはずのわたしだが,
じゃあどれくらい夏をエンジョイしたかというと,

毎朝アイスを食べていた.

くらいだろうか.
そういえば最近どうりでアイス欲が減ってきたわけだ.

もう,夏も終わりなのね...
2005.09.06 a隊員の最後
a隊員の最後

わたしの友人であり,地球防衛軍の補欠隊員であった友人が
踏み潰される前に撮られた最後の写真である.

彼の遺体はまだ見つかっていない.

追伸:その後,ミラクルフジが現場に現れ,
   事件は一応の解決をみたのだが,
   彼の死は一切触れられず,
   もちろん遺体の捜索もされず,
   ミラクルフジは
   「おつかれ」
   と,ただ一言残して帰ってしまった.
2005.09.07 金髪
自民党が勝った場合,
もしかしたらわたしはアメリカ人になるかもしれないので,
そろそろその準備の手始めとして
久しぶりに金髪にでもしてみようかと思っている.

以前金髪にしたとき,
学祭でお茶を点てていたら
「あなた外国人ですか?」
と外国人連れの女性に尋ねられたことがある.
「連れの外国人がものすごく気になるって言うんです」
「日本人です」
「お父さんもお母さんも日本人ですか?」
「おそらく日本人です」

パスポートなしでアメリカに行けることになるとは思うのだが,
高層ビルに突っ込みたくないので,
極力飛行機に乗ってアメリカに行くことだけは避けたいものだ.
2005.09.08 歌唱力
一生懸命に歌の練習をしているのだが,
どうしても水木一郎のように,前川陽子のように
高らかに,そして華やかに歌うことができない.
自分としては歌心たっぷりめに歌っているつもりなのだが,
録音したその声を聴いてみると,
もたいまさこの顔のように無表情でのっぺりとしている.
本来なら室井滋のように大胆になりたいところなのだが,
せめて小林聡美くらいになれないものだろうか.
それが無理なら三谷幸喜でも...
2005.09.09 返却日
返却日を過ぎた本を見るたびに心が痛むのだが,
次の日にはすっかりそんなことなど忘れてしまって
また一日,また一日,
気がつけば一週間,一ヶ月とずるずる延びてしまう.

その借りてきた本もすべて読了したかといえば,
2〜3冊まだ一度も開いていない本すらある.
で,延滞しているのでその本をこなすのかといえば,
結局期日を過ぎてから開いた本は一冊もない.

このことは,
今のわたしの生活の怠惰さを最もよく象徴している.
2005.09.10 貧困
今日はホワイトバンドをめぐる動きが活発になっているようで,
各地でイベントがあったり,東京タワーが白く点灯してみたり,
テレビでも盛んに取り上げているようだ.

わたしはといえば,このブログを始めたころから
「ほっとけない」のバナーを貼ってみたり,
苦労してホワイトバンドを手に入れたりしていたのだが,
活動の盛り上がりがピークに達している今日この頃は
すっかり冷めてしまって,うっすら違和感すら感じるようになってきた.

わたしたちはこの「ほっとけない」の
対象になっている国のこどもたちよりは
よっぽど裕福かもしれないが,
それでもこの国だって借金まみれで,
明日のわが身も知れないような有様なわけで,
ボランティア活動で満足感を得ているような余裕はない.
2005.09.11 総選挙
「赤信号 みんなで渡れば 集団自殺」
2005.09.12 キムチづくし
料理研究家にでもなってみようか.
2005.09.13 妊娠
さっきからすっぱいものが食べたくてしょうがない.

もしかして妊娠したのだろうか?

そういえば最近お腹も出てきているし...

生まれてくる子供は男の子だろうか?
それとも女の子だろうか?
はたまたハードゲイ?

とりあえず明日病院に行ってみよう.

頭方面の.
2005.09.14 小倉昌男
小倉昌男 経営学
小倉昌男 経営学

小倉昌男の「経営学」という本を読んでいる.
先月だったかはたまたその前だったか,
彼の亡くなった直後の村上龍のエッセイでこの本について触れられていて,
興味を抱き,図書館で借りて読み始めてみた.

わたしは経済関係には疎く,
何度か独学してみようと試みたものの,
いまいちよく分からず,本を読んでも三日で内容を忘れてしまう性質なので
まったく勉強にならずにここまできた.

だものだから,この本を読んでも到底理解できないだろうし,
そのためとてもじゃないが楽しめないだろうと思っていたのだが,
これが読み始めてみたらもう面白いのなんの.

宅急便事業を始めるに至るいきさつから,
その経営手法や,自分がこれまで学んできたこと,
そして官との戦いなどが実に丁寧に分かりやすく書かれており,
上質な小説を読んでいるかのような錯覚をすら覚える.
素人のわたしにもなんの違和感もなく入り込め,
すっかり魅了されてしまった.

最近連日政治関連の報道が続いているが,
本当にこの国に必要なのは小泉純一郎なんかではなく,
小倉昌男のような人物ではないかと思う.
2005.09.15 ペーパー
先日,約一ヶ月ちょいぶりに車を運転したのだが,
幾度も死にかけるはめになり,
早くもわたしの運転免許証が
ゴールドからピンクに染まりかけていることを痛感する.
index
(C)office cQ all rights reserved.