毛呂休庵アーカイブス 05.06.16-05.06.30
2005.06.16 コロ助の引退
コロ助の引退

さすがにそういつもいつも何かが起きるわけでもなく,
自然とネタはなくなってくるものだ.
というわけで,久しぶりにまた絵を描いてみた.

「コロ助の引退」

まあ,いつかこんな日も来ることだろう.
2005.06.17 タランティーノ
タランティーノの「KILL BILL Vol.2」を観賞する.
タランティーノの映画はいつも
何かしらの映画へのオマージュが散りばめられていて,
いかにもオタクの撮った映画という感じなのだが,
この「KILL BILL」なんて映画はその最たるものだろう.
ネタのひとつひとつは割かしB級的なくだらないものだったりするのだが,
それを最後まで見せていく手腕はやはりかなりのもので,
ただの映画オタクには納まらない卓越した技術をそこかしこで見せてくれる.
そういう凄さはゴダールを彷彿とさせる.
一見無茶苦茶でくだらない,でたらめなことをやっているようで,
それをかっこよく最後まで見せきってしまうところは
やはり天才だからなせることなのだろう.
ああ,わたしも天才になりたい.
2005.06.18 火星人
もし火星人と町でばったり会ったらどうしようか.
と一日そればかり考えていた.
火星人としゃべってみたりしたいものだが,
火星人ははたして喋ることができるのだろうか.
いったいどんなおもてなしをすれば火星人は喜んでくれるだろうか.

とりあえず,死ぬまでに一回は会いたいものだ.
2005.06.19 そろそろ
バレーボールのワールドグランプリが始まる.
わたしは女子バレーを見るのが好きで,
小学生のころからたまにテレビでやっていると,
それはもう食いついて見ていたものだ.

今は一昨年からの柳本ジャパンにすっかりはまっている.
柳本監督はじめ個性豊かな選手たちが,
試合の内容はもちろんのこと,その素顔までもとても魅力的で,
わたしはわくわくしながらテレビを見ている.
去年の五輪最終予選からはビデオで永久保存まで初めたほど,
わたしは彼女らにはまっている.

昨年の五輪では残念ながら,
期待していたほどの活躍が見られなかったが,
これから始まるワールドグランプリで,
さらには北京五輪での彼女たちの活躍が今からとても楽しみだ.
2005.06.20 テニスっ子
ウィンブルドン選手権が始まった.
これから眠れなくなる日々が続くことになりそうだ.

わたしはテニスを観るのが好きだ.
といっても特別テニスが好きなわけではない.
だからやったことは数えるほどしかないし,
そんなわけでもちろんルールもほとんどわからない.
しまいには有名選手の名前も2,3人ほどしか言えないという有様だ.
それでもテレビでテニス中継をやっているのに出くわすと,
ついつい見入ってしまうのだ.

テニス中継のあの静けさがわたしは好きだ.
ラリーが続くと観客は静まり返り,実況と解説までも黙ってしまう.
そして聞こえてくるのは,ラケットがボールを打つあの独特の音だけ.
その繰り返すボールの音がなんとも心地よく,
時間を忘れて見入ってしまう.
テニスっていうと,皇族とか上流階級のスポーツというイメージがあるが,
やっぱりあの試合の上品さに好印象を受ける.
サッカーの試合のようにあの下品な騒ぎや解説もなく,
ただただたんたんと進んでいくというのが実に潔くて品があっていい.

ウィンブルドンは,去年はたまたまシャラポア対杉山戦から見始め,
シャラポアのその美しさと強さに惹かれて見ているうちに,
あれよあれよという間に決勝に進み,さらには優勝の瞬間まで見ることができた.
はたして今大会はどのようなプレーを見せてくれ,
そしてどこまで勝ち進むことができるのだろうか.
相変わらずルールはわからないままだが,
テニス中継の時間が今から楽しみだ.
2005.06.21 あげまん
昨日,友達に「あなたはあげまんよね」と言ったところ,
「シモネタはやめてください」と怒られてしまい,
そこですかさずそれは解釈の仕方によると反撃した.

今日,たまたま書店にあった本の帯に
「あげまんのまんの本当の意味!」的なことが書かれており,
すかさず取って読んでみたところ,
あげまんのまんは『女性の性器』と勘違いされがちだが,
(実はわたしも薄々そうなんじゃないかと思っていたし,
 おそらく友達もそう思っていたようだ)
実はまったくそんなことはなく,
あげまんのまんとは,本来『間(運)』という意味で,
つまりはあげまんとは『運をあげる』という意味になるようなのだ.
だから何も女性にだけ使われるわけではなく,
もちろん男性に対しても使ってもよいということになる.
誰が最初に紛らわしい使い方をしたのか知らないが,
なんとも誤解された言葉であったようだ.
たぶん,本来の意味はこうなんだよと言ったところで,
世間的にはびこる『女性の性器』のイメージは覆されることはないのだと思うと,
なんだかとっても切なくなる.
2005.06.22 日常
今日は母親の誕生日だったのだが,
どうもわたしは最近,他人はおろか自分の誕生日でさえ
いまいちピンとこないというか,何の感慨もない.
というわけで特別祝いの言葉を述べるでもなく,
夕飯のときもただ淡々と食事を済ませ,
島田紳助の絶妙な司会っぷりに感心していた.
2005.06.23 エクササイズ
夜中にテニスを観ながらエクササイズに励んでいる.
しばらく家に閉じこもっていたら,
気がつけばわたしの身体は実にえらいことになっており,
風呂からあがるたびに,
わたしの中から何か得体の知れない
妖怪やら宇宙人やらが脱皮でもしてくるんじゃないかと,
気が気ではなくなるほどだった.

でも,それはそれで面白いかもしれないと,
開き直ってみたりもしたのだが,
やっぱりそんな妙な体形が続くと,
ところどころなんとも鬱陶しい場面にも出くわすことが多くなり,
やっぱりそれはまずいんではないかと,
必死にエクササイズに励みだしたのだ.

別に恋をしたからではない.
2005.06.24 柳本Japan
女子バレーのワールドグランプリがいよいよ開幕した.
今回の柳本Japanは,アテネのチームとは様変わりし,
大山,栗原ら大砲,さらには強烈なリーダーシップを発揮していた吉原選手が抜け,
菅山,宝来,吉澤選手などの選手が新たに加入した.

ここで注目すべきは宝来選手.
以前,最終予選か,もしくはその前の大会だったか記憶が定かではないのだが,
宝来選手はワンポイントブロッカーとして試合に出場していて,
いまいちぱっとしない印象があり,結局アテネには出場することができなかった.
しかし,今回の大会ではスタメンとして起用されていて,
防御はもちろんのこと,スピードのある攻撃の数々はもう
別人かと思われるくらいの活躍だった.
思わず子を見守る親のような気持ちになり,
泣きそうになってしまうくらい感動的であった.

今回のチームは,選手それぞれが自立してきたというか,
それぞれの役割をきちんとこなせるようになってきた印象がある.
アテネまでの柳本Japanは,
吉原選手のその強烈なリーダーシップと,
柳本監督の緻密な計算とについていくのに精一杯で,
右も左もわからずにバレーをしていたように思うのだが,
今回はそれぞれが自分の役割を把握し,
そのうえできっちり仕事をこなせるようになってきたように見える.
これはますます先が楽しみになってくるチームになってきた.

試合結果:日本 3−0 ポーランド
2005.06.25 韓国戦
わたしはバレーというスポーツ自体が特別好きというわけではない.
わたしは「柳本Japan」が好きなのだ.
だから,男子の試合にはさほど興味がないし,
女子バレーも,例え強豪同士,例えば「中国対キューバ」とか言われても
やっぱりピンとこない.
今日もわくわくするような柳本Japanの戦いっぷりに
わたしはすっかり魅了されっぱなしだった.
高さや強さは他の国に比べれば物足りなさはあるけれど,
そのスピードと発想力が織り成す変幻自在なプレーが実に見ていて気持ちがいい.
明日は強豪ブラジル戦.
いったいどんな試合を見せてくれるのだろう.

試合結果:日本 3−0 韓国
2005.06.26 ブラジル戦
残念ながら負けてしまったけど,
去年のワールドグランプリやアテネのような後味の悪さはなかった.
大友選手や菅山選手のプレーは実に気持ちがよかったし,
地に足の着いた強さを見せながらの惜敗だったように思う.
その強さが見られただけでも,余は満足じゃ.

試合結果:日本 2−3 ブラジル
2005.06.27 入会希望
入会希望

先日,新宿にて.
とあるホテル(と思われる)の玄関先にあった掲示板に気になる名前が.
「青山いとこ会」とは,いったいどのような活動をしている会なのだろうか.

・青山さんちのいとこが勢ぞろいしている.
・青山に住むいとこが集結している.
・青山いいとこ会の間違い.

と,いろいろ推測してみるものの,ネットで検索してもヒットしないし,
謎は深まるばかりである.
2005.06.28 お前もがんばれよ
微妙にたまらない

もっと満足してもらえるよう,
がんばれ痴漢!
と思わず応援してしまった.
2005.06.29 噂の真相
万博の冷凍マンモスは,
実はヅラをはずした『小倉智昭』である.
とくダネ終わりで名古屋に行っちゃあ,
ヅラをはずしてあそこでうなだれているらしい.
ちなみに,来月から加山雄三に入れ替わるという説も
関係者の間では噂になっているらしいのだが,
エレキはさすがにまずいだろうと,もめているとのこと.

これって本当?
2005.06.30 上半期10大ニュース
さて,ここで毎年恒例の上半期10大ニュースを発表したいと思います.

10位 自転車で通行中,3歳児に会釈された.
 9位 2年ぶりに携帯電話の機種交換をした.
 8位 エキストラ出演.
 7位 大雨をうまく避ける.
 6位 ブログデビュー.
 5位 大いなる賭けに出る.
 4位 風邪で死にかける.
 3位 治ったはずの風邪がぶりかえしてさらに死にかける.
 2位 年齢詐称がばれて問い詰められる.
 1位 特に思い当たらない.

と,まあこんなところだろうか.
なんだか当たり障りのない半年を無駄に過ごしていたように思うが,
引きこもりの生活なんて所詮こんなものなのだ.
つまりはまあ,少年よ,書を捨てよ,街に出ようといったところだろうか.
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